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「赤ちゃんを産んであげられなかった21歳の私。入院先の看護師が『お母さんは知らなかったかもしれないけど...』」(茨城県・50代女性)

Jタウンネット読者

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2025.03.19 18:30
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「お子さんは亡くなってしまったけど...」

市内の総合病院に移動する救急車の中で私は気を失いました。

気がつくとそこは病院のICUで、たくさんの管を通されていました。

胎盤早期剥離で、お腹の赤ちゃんは救急車の中で亡くなってしまったと聞かされました。

一般病棟に移ってからも、無事に産んであげられなかった自分との葛藤でした。

そんな中、ひとりの看護師さんに「お子さんは亡くなってしまったけど、とてもいい子ですよ!」と言われたのです。

入院先の病院で...(画像はイメージ)
入院先の病院で...(画像はイメージ)
「お母さんを守ったんですから。
お母さんは意識なくて知らなかったかもしれないけど、出血がひどくて2リットル以上の輸血されたんですよ。
子宮もひどい状態だったので、摘出するかどうか先生も悩まれたみたいです。
でも赤ちゃんきれいに取り出すことができる状態だったので...子宮、残ってます!
今は生まれる時じゃないけど、また産んでほしいって思ったんじゃないかな?」

その言葉を聞いた私は号泣してしまって、お礼どころではなくなってしまいました。

でもあの時、あなたの言葉に励まされ、救われ、前を向くことができました。本当にありがとう!

ちょうど一年後のその子が亡くなった日、私は娘を出産しました。

入院期間も長く、帝王切開でしたが元気な女の子でした♪ 運命をはじめて信じました。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージメール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。プライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください)