「運転中、急に意識を失った私。家族を乗せた車は横転し、後続車の人たちが次々に...」(福島県・30代女性)
家族で自家用車で石川県に1泊2日の旅行へ行ったときのことです。
帰りの運転を夫と代わって30分ほどたった時、自分では記憶にないのですが、走行中、私は急に気を失ってしまい......。
その結果、工事で片側一車線になっていた道路で横転事故を起こしてしまいました。
奇跡的に死人が出る事はなく、一緒に乗っていた子供たちは全員無傷。夫はかすり傷ですみました。
しかし私は顔・全身をうち、気を失ったまま運転席から脱出することが出来ずにいたそうです。
そんな中、後続車の方々が次々に降りてきてくださり、横転した車から子供たちと夫は救助されたといいます。
気を失っている私のことも運転席から見つけてくれて、男性6人くらいで救助をしてくれたり、救助され死にそうな私を見て不安になる子供たちに優しい言葉をかけてくださったり、靴が脱げてしまった子供にご自身の靴を履かせてくれたり......。
車からダウンやブランケット、サンダルなど持ってきてくれた方や、大きな紙袋いっぱいにお菓子を詰めてくれた方もいたそうです。その袋の底には「子供達の助けに......」と現金を入れてくださったんだとか。
お礼をしたく夫がお名前や連絡先を聞いたのですが、答えてもらえずお礼ができないでいます。
あの時に子供たちに親切にしてくださった方々、救急隊の方が到着するまで私の手をさすって「お母さん!お母さん!」と声をかけてくださった方々に感謝を伝えたいです。
事故後すぐは脳に後遺症が残り話すことが出来なかったんですが、今は事故前のよう話せるまで回復しました。
あ能登沖は、ありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
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