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2025年最初の満月、つり上げられる 激写された一瞬に9.3万人感動「月が昇る仕組みを知りました」

福田 週人

福田 週人

2025.01.18 20:30
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2025年1月14日の朝、今年初めて月が満ちた。

1月の満月は別名「ウルフムーン」。日本気象協会の公式サイトによると、「狼が空腹で遠吠えをする頃」だから、そう呼ばれるという。

そんなウルフムーンを「つり上げた」写真家が、X上で注目されている。

見事なアングル(画像はYuji Shibasaki@Yuji_48さんの投稿より)
見事なアングル(画像はYuji Shibasaki@Yuji_48さんの投稿より)

埼玉県在住のフォトグラファー・Yuji Shibasaki(@Yuji_48)さんは2025年1月14日、1枚の写真を投稿。

うっすらと紫色に染まる空を背景に、見事なまん丸お月さまが浮かんでいる......のだが。

手前にある大型クレーンのフックがちょうど重なって、まるで月がつり上げられているかのように見えるのだ。

このユニークな写真、一体どこで撮影したのだろうか。Jタウンネット記者は15日、Yujiさんに話を聞いた。

ダイヤモンド富士を撮影していたら...

Shibasakiさんが注目の「つり上げ式ウルフムーン」を撮影したのは、13日の16時45分のこと。

この日、Yujiさんは富士山頂に太陽が重なる「ダイヤモンド富士」を撮るために川口市の荒川土手を訪問していた。

同日に撮影したダイヤモンド富士(画像はYuji Shibasaki@Yuji_48さんの投稿より)
同日に撮影したダイヤモンド富士(画像はYuji Shibasaki@Yuji_48さんの投稿より)

目的を果たした後、今度は月が昇ってきたという。そして、Shibasakiさんはちょうど良い位置にあるクレーンを発見。

「吊っているように見せるため、クレーンと月の位置が合わさる場所へ移動しました」(Shibasakiさん)

撮影は、月とクレーンの先端がいい塩梅で重なるように、移動しながら行ったという。月の動きは意外に早く、合わさる位置に行ってから準備していると、撮影するタイミングにはもう場所が変わっている。

そこで、月の動きを読んで、先回りして撮影スポットを決定。Shibasakiさんは、月がつり上げられる瞬間をバッチリ捉えた。

「ダイヤモンド富士狙いでしたが月とクレーンも思わぬ産物となり、短時間で太陽と月の撮影が同時に出来て良かったです」(Shibasakiさん)

世界の裏側を覗き込んだ気持ちになる「つり上げ式ウルフムーン」の写真に、X上では9万3000件以上のいいね(16日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。

「あえてクレーンを使う発想が凄い」
「月って吊り上げ方式だったんですねー!!!」
「大仕事ですね! 月が昇る仕組みを知りました」
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