ビッグカツ〝衝撃的カツ用法〟に14.5万いいねの大反響 プロの犯行すぎて...「天才か?」「すごすぎる!」
みんな大好きロングセラー駄菓子・ビッグカツを手掛ける「すぐる」(本社:広島県呉市)は2024年12月2日、公式Xアカウントで〝あるもの〟を配布した。
こんなモノ配られてどうしたらいいの? 何に使えばいいというの? 困惑せずにはいられない配布物が、コレである。
ビッグカツの画像(背景除去済み)である。
すぐるは写真に、こんな呟きを添えている。
「使いどころは思いつきませんが、フリー素材としてどうぞご自由にお使いくださいませ!」
ご自由に、と言われても......?
多くの読者は今、困惑の最中にいると思うが、この「ビッグカツ」のまさかの〝カツ用法〟を見出した人がいる。
言われなきゃ気付かないかも...
ここで、読者の皆さんに1枚の画像をご覧いただきたい。
こちらは、大阪市でデザイン事務所「AMIX」(https://amix-design.com/tominaga/)を運営するグラフィックデザイナー・トミナガハルキ(@asobodesign)さんが、2024年12月3日に投稿したもの。
無骨なコンクリート壁を思わせる背景の中央に、「BIG KATSU」の文字が並んでいる。文字は所々が掠れていて、なんだか映画のタイトルロゴみたいでカッコいい。
実はこの画像に、先に紹介した「ビッグカツ」のフリー画像が使われているというのだ。
......いや、どこに?
とりあえず、画像が生まれるまでの過程を見てみよう。
手順1:まずはビッグカツを用意します。
手順2:なんやかんや加工します。
手順3:カッコイイ背景に「BIG KATSU」の文字を載せます
手順4:手順2で作った画像と手順3で作った画像を、良い感じに組み合わせて完成!
トミナガハルキさんは投稿に、こんなコメントを添えていた。
「グランジ用素材として実用性が非常に高い。ビッグカツは仕事で使える」(トミナガハルキさんの投稿より)
ビッグカツのザラザラ感が、良い感じに文字をかすれさせてくれる、というわけだ! まさかこんな使い道があったなんて、驚きだ。
実は万能素材?
さらに、トミナガハルキさんの投稿によれば、ビッグカツは「夜景」にもなるという。
「ホントに~?」と疑いたくなってしまうが......。
手順1:ビッグカツに近付きます
手順2:なんやかんや加工します。
手順3:さらに、なんやかんや加工します。
手順4:いい感じの文字を乗せて完成!
あら不思議。拡大したビッグカツが、イルミネーションが瞬く夜景のようなオシャレな雰囲気に大変身だ。
最初にこの画像だけを見せられて、背景にある光の粒たちがビッグカツだと見抜ける人はまずいないだろう。もしや、ビッグカツってかなり汎用性が高いのでは......?
Jタウンネット記者は4日、作品についてトミナガハルキさんに話を聞いた。
すぐる代表「使ってもらえて感謝」
トミナガハルキさんがビッグカツを「グランジ素材」や「夜景」にしたのは3日のこと。事務所で仕事の合間を縫い、全てPhotoshop(画像編集ソフト)のみを使って制作したという。
「昼休みや休憩中に爆速で仕上げたので、あまり細かなこだわりはありませんが、ガラッと見違えるような面白いものになればいいなと思いました」(トミナガハルキさん)
トミナガハルキさんの狙い通り、説明されなけれわからないぐらいの「劇的ビフォーアフター」を遂げたビッグカツに、X上では合わせて14万5000件以上のいいね(6日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「天才か?」
「いまこの世で最もビッグカツの魅力を引き出すことのできるデザイナーがここに」
「ビックカツがこんなになるなんて、すごすぎる!」
「ビッグカツこんなに遊べるのか!!!w」
5日、記者の取材に応じたすぐる代表取締役・大塩和孝さんは、配布した「ビッグカツ」のフリー画像が反響を集めていることについて、次のようにコメントしている。
「特に大きい理由はなくて、なにかXでのネタがないかと思っての投稿だったのですが、クリエイターの方に使っていただけたのは勿論、それを見て皆さんに盛り上がっていただけたことにも感謝です」