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3歳息子が拾った「大量のどんぐり」を... 秋の〝困りごと〟華麗に解決した「ぐりとぐら作戦」に1.7万人大感心

井上 慧果

井上 慧果

2024.10.30 20:30
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秋の公園には、子供たちにとって魅力的すぎるアイテムが落っこちている。――そう、どんぐりだ。

見つけたそばからポケットにつめこんでお家に持って帰ろうとする子も、いるだろう。

たしかに、ころころしていて秋らしくて可愛いけれど......大量に集められたそれの対応に頭を悩ませているという保護者もいるはずだ。

そんな問題を一気に解決してくれるほっこりエピソードがX上で話題となっている。

ぐりとぐらが...!(画像はお味噌(@soy_soy_family)さん、以下同)
ぐりとぐらが...!(画像はお味噌(@soy_soy_family)さん、以下同)

2024年10月25日、2児の母である関西地方在住のXユーザー・お味噌(@soy_soy_family)さんが投稿したこちらの画像。袋にくっついた丸いメモにはこう書かれている。

「○○ちゃんへ
どんぐりをたくさんありがとう! おれいのかすてらだよ。
ぐりとぐらより」

あの「ぐりとぐら」からのお手紙と、お礼のカステラ!? いったいどういうことか。お味噌さんは、次のような呟きを添えていた。

「ぐりとぐらが持って帰るかなぁ?」

「保育園でどんぐりを袋いっぱい拾ってきたので『ぐりとぐらが持って帰るかなぁ?』と言ったら、玄関前に置いていた大豆くん。
今日帰ってくるとキレイに無くなっていた代わりに、ポストにぐりとぐらからお礼のカステラが入っていて大喜び 大量のどんぐりが家に持ち込まれるのを阻止できて母も大喜び」(お味噌さんの投稿より)

絵本「ぐりとぐら」(作なかがわ りえこ、絵おおむら ゆりこ)で、大きなカゴにどんぐりや栗をたくさん集めている野ねずみのぐりとぐら。

どんぐりをいっぱい集めた3歳の長男・大豆くんの元にも、そんな2匹がやってくるかも? と玄関にどんぐりをまとめておいたところ――本当にやってきた、らしい。しかも絵本の中でぐりとぐらが作っていたあの大きなカステラのお礼つきだ。

ポストに届いた「おれいのかすてら」(画像は再掲)
ポストに届いた「おれいのかすてら」(画像は再掲)

これはさすがに嬉しすぎる......! 大豆くんはどんなに喜んだことだろう。

さらに、大量のどんぐりをお家に持ち込まずに済んで、お母さんもニッコリ。あまりにも天才の発想すぎる。

お礼のカステラを頬張る大豆くん
お礼のカステラを頬張る大豆くん

可愛すぎるエピソードに対し、X上では1万7000件を超える「いいね」(29日夕時点)のほか、こんな反応が寄せられている。

「わぁ!ぐりとぐらが来てくれたんだー!いいなぁ」
「かわよすぎて涙ぐんでいます」
「どんぐりは虫が出てきますからね〜 素敵なアイデア」
「これは......!!!!すごいアイデア......!!!!」
「こういうメルヘンが現実に接続された出来事って子供の頃は凄く嬉しくて思い出に残ったりするんだよな。ウチもやろ」
「これは真似したい!」
「これはうまいどんぐりの使い方だわ」

それにしてもいったいどんな経緯でこのアイデアに辿りついたのか。

Jタウンネット記者は28日、投稿者のお味噌さんに話を聞いた。

母「上手くいきました」

ぐりとぐらから「おれいのかすてら」が届いたのは25日のこと。きっかけは息子の大豆くん(3歳)に「どんぐりって誰が食べるの?」と聞かれたことだった。

「数日前にちょうどぐりとぐらの絵本を読んだところだったのでピンと来て『のねずみだよ!ぐりとぐらの絵本に出てくるね!』と言ったら上手くいきました」(お味噌さん)

なかがわ りえこ (著), おおむら ゆりこ (イラスト) ぐりとぐら

そんなぐりとぐらがやってきて、どんぐりを持っていったのを知ったときの大豆くんの反応を聞いてみると

「保育園の帰り道でも『ぐりとぐら、どんぐり持って帰ったかなぁ?』と楽しみにしていたのですが、家に着いたら本当に無くなっていたのと、さらにポストにお礼が入っているのを見て大喜びでした。カステラはすぐに食べていました(笑)」

とのこと。とっても素敵な思い出になったようだ。

また、これまでは時々読む程度だったぐりとぐらの絵本だが「カステラをもらってからは毎晩読んで~とせがまれます」。ぐりとぐらは、大豆くんにとってすごく身近な存在になったのだろう。

大豆くんのエピソードがX上で話題となったことを受け、お味噌さんは

「こんなに反応があると思っていなかったので驚きました。
これからの季節どんぐりに悩まされる親御さんが増えると思いますので、私のポストが役に立てれば嬉しいです。
ぐりとぐらの絵本がいつまでも愛され続けることを願っています!」

とコメントしている。

ぐりとぐら、また大豆くんのお家に遊びに来てくれるかな? どんぐりに悩む皆さんのところにも、もしかしたらやってくるかもしれない。

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