「スイミーグミ」で〝大きな魚〟作るのに、必要なのは何袋? 一袋ずつ並べてみました
そうだ。みんないっしょにおよぐんだ。海でいちばん大きな魚のふりをして。
このフレーズを聞くだけで、幼き日の国語の授業の光景が思い出されるという人も少なくないだろう。
「スイミー」。世界的な絵本作家のレオ・レオニ氏の作品で、日本では、詩人の谷川俊太郎さんが訳したものが小学校の教科書に採用されていることで、多くの人に愛されている。
自分たちを食べる大きな魚を追い出すために、小さな魚たちが協力するシーンが、特に印象的だ。
ファミリーマートは2024年10月22日、そんな名作「スイミー」とのコラボ商品を発売した。
その名も、「スイミーグミ」だ。
絵本の世界観を意識したデザインになっているパッケージの中に、魚の形をしたアップル味の赤いグミが複数入っている。
また、その中に1匹だけ、コーラ味の黒い魚型グミが混ざっている。モデルはもちろん、主人公のスイミーだ。
ということは......このグミを使って、あの「名シーン」の再現もできちゃうのでは?
ということで、記者はさっそく実物を購入して試してみることにした。
1つでダメなら2つ、2つでダメなら3つ
まずは、1袋分のグミを使って挑戦。
原作通り黒い魚=スイミーを「目」にして、体の部分を赤い魚で作っていく。
ただ......1袋分だけだと、大きな魚にはならない。白くて丸いお皿を使ったせいで、写真写りの悪い目玉おやじのようになってしまった。
どうにも、赤い魚が足りないようだ。というわけで、もっと仲間を呼んでこよう。
2袋分の赤い魚たちを招集した結果、さっきよりも魚っぽい形にすることができた。とはいえ、まだ少しインパクトに欠ける感じはある。
もっと仲間を集めなくては。
3袋分を集合させると、だいぶ原作のそれに近付いた! 2袋分までは作る余裕がなかった口の部分も再現できた。
1匹1匹は小さくても、数が集まれば大きくなれる......なんだかスイミーの世界を追体験している気分だ。
4袋分を使えば、背びれと尾びれの部分も作ることができた。
ほぼ完ぺきではなかろうか。編集長は「アプリの広告でよく出てくる魚が魚を食べてどんどんデカくなるゲームみたい」、副編集長は「ぼくがかんがえたさいきょうのさかな?」と言っていたが......。
なんにせよ、これならカツオだろうとマグロだろうと逃げ出すに違いない。
......ま、最後は筆者が全部食べちゃったんですが。
というわけで、食べて美味しいのはもちろん、グミ同士をパズルのように組み合わせて絵本の名シーンも再現できる「スイミーグミ」。
絵本を読んだことがあるという人もそうでない人も、試しにいくつか買って記者のように遊んでみては?