「DV夫から逃げて移り住んだ知らない街。知り合いもお金もない私に、タクシーの乗務員が...」(40代女性)
切符が買えなくて...
越して来て気がついたのは、交通が不便だということ。バスも電車も1時間に数本です。
しかも、買い物をしようにもクレジットカードを持っていなかったので、通販などで何かを取り寄せることも難しい状態でした。
仕方ないので隣の市までレンタカーを借りに行こうと元寄り駅までいったところ、切符を買うのに高額紙幣が使えません。細かいお金を持っていなかったのですが、崩そうにも駅の近くにお店もありません。
そこで、駅舎の隣にあったタクシー会社に両替をしてもらおうと入り、乗務員さんに両替をお願いしたものの、自分も持ち合わせていないから出来ないと言われて......。
困り果ててしまったのですが、その乗務員さんは「使いなよ」といって、隣の駅まで行く切符を買うための小銭を渡してくれたのです。
乗務員さんのおかげで、電車に乗り、借りた車で子供にご飯を買いに行き、生活に必要なものも揃えることができました。
その後すぐお金を帰しに行きましたが、改めて、あの時はありがとうございました。
知らない町で、知り合いもいない、手持ちのお金も無い、わたしに優しくしてくれて、ありがとうございました。
今は子供達と幸せに暮らしています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しておりますが、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)