「イヤイヤ期でスーパーの床に寝転び、駄々をこねる幼い息子。その様子を見たアフリカ系アメリカ人の男性が...」(埼玉県・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Yさん(埼玉県・40代女性)
その日、Yさんは幼い2人の息子と一緒にスーパーで買い物をしていた。
途中、下の子がお菓子を買ってほしいと駄々をこね出し、床に寝転んでしまい......。
<Yさんの体験談>
中学生の息子が幼稚園に入る前、3歳くらいのころのことです。
当時はイヤイヤ期真っ盛り。自分の思い通りならないと、こちらの言う事を聞かない日々でした。
自分にも子供がいるからと、見知らぬ外国人男性が...
その日は自宅の近くのスーパーで、お菓子が欲しいとダダをこねて床に寝転んでしまいました。
恥ずかしいので早く息子を立たせようと焦っていると、見知らぬアフリカ系アメリカ人の男性が声をかけてきたのです。
「僕~、どうしたの?」
その人は息子をそう優しくなだめてくれました。
ご自身にもお子さんがいるのだと言っていました。だから親近感で、大変なのがわかるから声をかけて下さったようです。
しかも、息子の機嫌を治すためにプリンまで買ってくれると言うのです。
見知らぬ方に買っていただくなんて申し訳ないので丁寧にお断りしましたが、「お母さん大丈夫。心配しないで」と言われ、その優しさを受け取ることに。
息子は嬉しそうな顔でその方とレジに並んでいました。その顔が今も印象に残っています。
その時は幼稚園の兄も一緒にいたので、プリンは3個入りパックを買ってくれました。
息子の記憶には無いかもしれませんが、今も忘れない思い出です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
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