打ち上げ花火にしか見えないけど... 拡大してビックリの〝正体〟と優しい背景に12万人感動
夏の夜を彩るものと言えば、色とりどりの花火である。
ひと夏に一度は、存分に楽しみたいものだ。例えばこんな、立派なヤツを。

ヒューーーーー、ドーーーーーン。
漆黒の夜空に打ちあがる、涼しげなグラデーション。こんなのが見られたら忘れられない思い出になるに違いない......って、アレ?
この写真、何かがおかしい......。
「隅田川花火大会にいけない僕は、洗濯バサミの花火を打ち上げた」
2024年7月27日、投稿者・岡本なう(@okaphotoart)さんが写真に添えたのはそんな呟きだ。なんとコレ、"洗濯バサミフォトグラファー"である岡本さんが洗濯バサミで作りあげたものなんだとか。
子供時代、花火大会に行けなかった経験が今回の作品作りの最も強い動機だとJタウンネットの取材に明かした岡本さん。そこに込めた思いを、こう語る。
「今年の花火大会も、きっと様々な理由や事情で、花火大会に行けない人、連れて行ってあげることができない人、見られない人がいらっしゃると思うんですよ。
そこで、花火大会に行きたくても行けなかった人が『あぁーやっぱり、行きたかったな......残念だな、がっかりだな......』という気持ちになる1枚ではなくて、今の状況や気持ちに、違う視点で寄り添える1枚になったらいいなーと思いながら、僕は洗濯バサミで花火を撮りたいと思いました」(洗濯バサミフォトグラファー・岡本なうさん)
使用したのは約50個の洗濯バサミ。さらに園芸用の支柱やアルミワイヤー、黒色のビニールテープ、LEDライトなど。これらを巧みに組み合わせ、まるで本物の花火のような作品に仕上げている。
優しく美しい作品に、Xユーザーからは12万を超えるいいねのほか、
「もはや芸術の極みです」
「私も行けないからこれで楽しめる~」
「クライマックスでしょうか□とても綺麗ですね」
といった声が寄せられている。
溢れる思いやりがさらに、この花火を美しく輝かせているのだろう。(ライター:Met)
隅田川花火大会にいけない僕は、
— 洗濯バサミフォトグラファー・岡本なう (@okaphotoart) July 27, 2024
洗濯バサミの花火を打ち上げた pic.twitter.com/zdBugXIEvx