「知らないオジサンが譲ってくれた指定席。動揺しながら着席した後、あることに気付いて...」(大阪府・40代女性)
想像もしない出来事にぼう然
諦めて九州まで3時間ほど立ちっぱなしを覚悟したのですが、乗車して30分経った頃に、当時の私にはおじさんぐらいの方(今の自分の年齢ぐらいですが...)が、指定席の切符を私に渡してきました。
「僕は知り合いが自由席を取ってくれてたから使って」
おじさんそう言って去っていかれました。
想像もしなかった出来事に動揺しながら、頂いた指定席に座り、お礼を言えていないことに気付きました。
振り返りはしたのですが、お礼を言いに行く勇気がなくて、言えておりません。
あれから数十回以上新幹線を利用していますが、乗る度に思い出しています。
あの時は本当にありがとうございました。大阪で結婚し、子供を産んだ私は、ふるさとへ繋がる新幹線でのステキな思い出を、今では子供に話しています。
チケットレスの時代になり、私のような親切を受ける機会も減ってしまいますが、頂いた親切を今度は自分が誰かに渡せたらと思って日々働いています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)