「〝子持ち様〟と煙たがられることもある幼児連れ。リフレッシュしたくて2歳の息子とランチバイキングに行ったら...」(愛知県・30代女性)
シリーズ読者投稿~あなたに届け、この「ありがとう」~ 投稿者:Aさん(愛知県・30代女性)
その日、Aさんは幼い子供を連れてバイキングレストランへ行った。
子連れで行ってもいいものか――彼女は「自分の行動は非常識かもしれない」と不安を抱えながら、それでもどうしてもリフレッシュしたくて、出かけたという。
<Aさんの体験談>
幼児連れの親は「子持ち様」と煙たがられることもあるこのご時世。
今年のはじめ、やや非常識かもという意識がありながらも、電車に乗って街へ出掛け、とあるバイキングレストランで2歳になったばかりの息子と昼食を取ろうとした。
わたしは仕事復帰したばかりで、息子も慣れない保育園通い。親子共々リフレッシュしたかったのです。
「やっぱりやめとけば良かった」
友達同士、カップル、家族......大勢の人で溢れる店内。
そんな場所に圧倒された息子は「抱っこ、抱っこ」とせがんできた。
仕方なく、左手で息子を抱えながら、料理を取る列で待つことに。
「やっぱりやめとけば良かった...全然リラックス出来ない...」
そんなことを考えていたら、後ろから肩をトントン...と叩かれた。
振り返ると、素敵なご婦人が満面の笑みで「少し抱いててあげようか?それじゃ料理、取れないでしょ」。
わたしは、「こんな子供連れてこんな場所に来たわたしが悪いんだから...」と心の中で思いながら「いえいえ、とんでもない、ありがとうございます」と返した。
すると、ご婦人はこう言った。
「じゃ、何か取ろうか?」
子育ての孤独感から救ってくれた優しい笑顔
その優しさに、子育ての孤独感から、心底解放された気分でした。
コロナ禍で色々と制限された中での出産、育児、仕事復帰。なんだか、息苦しさを感じていました。
でも、あのご婦人の優しい笑顔は、決してわたしを否定するものではなく、応援してくれるものでした。
色んなことがあるけど、また明日から頑張ろうと、明るい気持ちになれた出来事でした。
本当にありがとうございました。
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