AIが描いたみたい... 大学生が「初めての自炊」に挑戦した結果→珍妙すぎるパスタが爆誕
初めてひとりで料理したときのことを、覚えているだろうか。
この食材ってどう扱えばいいの? どれくらい洗えばいいの? 切り方って? これってもう火、通ってる?
分からないことだらけのまま、完成品は思いもよらぬ姿に......なんて人もいるかもしれない。
例えば、こんな感じとか。
こちらは、神奈川県在住の大学2年生・さくらもち(@Nozo_sfc23)さんが2024年5月18日に投稿した1枚。投稿には「大学生活2年目にして初の自炊」という呟きが添えられている。
メニューは、もやしや葉野菜などの上にベーコンを乗せたものと、コーンスープ。そして主食となるパスタ、なのだが......濃いブルーの皿の上に乗っているのは、かなり不思議なビジュアルの何か。
長方形の塊にソースがかかっているみたいだけど、本当にパスタなんだよね、これ......?
なんともシュールな食卓に、X上では9万2000件を超えるいいね(27日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「そういう料理かと思ったけど、左のこれスパゲッティですか...?」
「なんか藁納豆みたいなのあるぞ」
「おしゃれな皿かと思ったらパスタだった」
一体、何がどうしてこうなったのか。Jタウンネット記者は5月24日、さくらもちさんに詳しい話を聞いた。
「食べるのが難しかった」
さくらもちさんは学生寮に入居していて、平日の朝晩に食事が出る。また、昼は学食を利用できるので、平日に自炊をする機会はないという。
寮で食事が出ない週末と祝日も、これまでは外食かコンビニ、あるいは断食で凌いできた。
そんなさくらもちさんが"人生初の自炊"に挑戦したのは、18日の夜のことだった。
「4月の出費が大きく節約をしなければいけなくなったこと、そして母や友人からずっと『自炊して』と言われていたことが頭をよぎったため、自炊をしてみようと思い立ちました」(さくらもちさん)
そして完成したのが......話題の「パスタっぽい何か」だった。
なぜこんなことになってしまったのか。何をしたらパスタがこの形になるのか。
さくらもちさんがパスタを作る時に使ったのは、鍋ではなく、電子レンジ用調理器だった。
水と麺を入れてチンすればいいだけだが、肝心の水が少なかった。結果、全てがくっついてしまったのだという。
「少しずつ削ぎながら食べました。食感はもちもちしており、表面はベタついていたので食べるのが難しかったです。
ただ、火はしっかりと通っていたので、味は悪くなかったですしお腹も壊しませんでした」(さくらもちさん)
翌日のリベンジの結果は?
初めての自炊は微妙な結果に終わってしまった。
しかし、原因は分かった。翌日は水の量を増やしてリベンジ。
さらに麺に少量の塩とオリーブオイルをかけてからレンジに入れたところ、パスタらしいビジュアルに仕上げることができたそうだ。
「麺はくっつかず美味しくいただけました。やはり自分でやってみることで、料理の難しさや面白さ、母への感謝を実感しました」(さくらもちさん)
さくらもちさんのようにこれまで自炊をしたことがないという人も、まずは仕上がりを気にせず作るところから始めてみるのはどうだろう?
苦労しながらも自分で作った料理は、きっとそのぶん美味しく感じられるに違いない。