「逃げられたかと思って心臓が...」 動物園の事務所を覗く〝オオカミたち〟に飼育員ヒヤリ
心臓が「きゅっ」となる
取材に応じた同園飼育展示課の八坂圭悟さんによると、オオカミの模型が置かれていたのはウォッチングセンター2階の飼育展示課事務所前。
模型は普段、一般の来園者が入れない場所にある倉庫にしまわれているもの。しかし、今年の8月に久々に園内に展示される予定があるため、洗うために持ち出されたという。

八坂さんは、教育普及係の職員が模型を洗っている場面も遠くから目撃し、瞬間的に驚いたという。
「猛獣も飼育している動物園なので、居てはいけないところに動物(らしきもの)がいると、逃げられたかと思い反射的に心臓が『きゅっ』とします」(八坂さん)
「襲われるかも」という焦りよりも「逃げ出したのかも」という焦りが先行するあたりは、やはり動物園の飼育員さんといったところだろう。
洗われた後、模型は飼育事務所前で干されていたのだが、昼休みに飼育現場から事務所に戻ってくる他の飼育職員たちも口をそろえて「驚いた」と言っていたそうだ。
「(模型は)今は非公開施設で保管しています。園内のどこに展示されるか楽しみにしていてください」(八坂さん)
多摩動物公園の飼育員たちを驚かせた「オオカミ」に、X上ではこんな声が寄せられている。
「本物かと思って扉閉めちゃいそう」
「完全にこっちを向いていて模型なのに迫力ありますね」
「動物脱走対策訓練だ~!」
飼育事務所出入り口前、オオカミの模型を洗って干していただけのようですが、飼育係の心臓には悪いです。#多摩動物公園 #オオカミ模型 pic.twitter.com/GWpyF0ECVK
— 多摩動物公園[公式] (@TamaZooPark) May 15, 2024