「若い母親は虐待する」「子供に食事を作ってあげられない」 20歳で妊娠した私は〝母親教室〟で酷く攻撃されて...
シリーズ読者投稿~いつもそばにいる大事なあなたへ~ 投稿者:まいさん(40代女性)
現在40代のまいさんが結婚したのは、20歳のころ。もう25年以上も前だという。
長い結婚生活の中で夫が一番怒りをあらわにしたのは、まいさんの妊娠中。母親教室から帰ってきた彼女が傷ついていることを知って......。
<まいさんの体験談>
19歳で夫と出会い、20歳で子供を授かり結婚しました。
結婚と同時に見知らぬ田舎町に引っ越すことになったので、「知り合いや友達ができたら」と町主催の母親教室に参加。
周りの妊婦さんは年上の方ばかりだったものの、これから同級生の子供が生まれてくるということで和気あいあいとした雰囲気で楽しく過ごしていたのですが......。
涙が止まらなくなって...
ただ、栄養士さんがとても配慮のない方だったのです。
私が若いからなのか、地元の人間ではないからなのか、ひどい個人攻撃を受けました。
「表情が暗い」「若いお母さんは虐待する確率が高い」「若いお母さんはきちんと料理をした経験が少ないから、子供にきちんと食事を作ってあげられない人が多い」なんて言われて、私はただ、うつむくしかできませんでした。
帰りの車では涙がポロポロ出てきてしまいました。
家に帰ると夜勤明けの夫が「どうだった?」と聞いてきて、また涙が止まらなくなりました。
事情を聞いた夫はすぐ役場に連絡して、私が栄養士さんに言われた事を伝えました。
そして、地域に馴染もうと思って勇気を出して参加した妻の気持ちを考えてほしい、と言ってくれたんです。
それからすぐ役場の方が謝罪に来てくれました。その後の母親教室は行きませんでしたが......。
あの時は言えなかった「ありがとう」
あれからずいぶん経って、もう銀婚式を迎えましたが、あんなに怒る夫を見たことは、あの時以来ありません。
あの時は、泣くばかりだった私ですが、母親になり、たくましくなりました。
夫婦お互い感謝の気持ちは伝えるようにしていますが、あの時は言えなかったので、ありがとうと言いたいです。
照れくさくて言えなかった「ありがとう」を今、改めて
家族って身近すぎて、なかなか素直になれないこともある。
だけど、とっても感謝している――そんな気持ちは「他の誰かに出すお便り」という形なら、まっすぐな思いを書けるかもしれない。
親に、配偶者に、子供に気持ちを伝える練習として、読者投稿を使ってみませんか?
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誰かに伝えたい「ありがとう」「ごめんなさい」、旅先であったいい話、受けた「神対応」や親切自慢、新社会人時代に助けられたこと......などなど、誰かに話したい、心温まる思い出を教えてください!
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