これがホントの「どこの馬の骨ともわからん」...ってやつ? 由比ガ浜でまさかの遺物が発見される
海岸に打ちあがる理由は?
馬の骨や歯が漂着していることも驚きだが、過去には国産の土器や陶磁器、中国から輸入された青磁や白磁などの陶磁器が採集されたこともある。
こうした過去の遺物たちは、どこからやってきているのだろうか。
記者が改めて理由を聞くと、「かつて相模湾東部の人工島・和賀江嶋に寄港した貿易船の積荷が海へ流出したものが流れ着いてきている」というのがこれまで言われてきた説だった、と文化財課職員。
鎌倉市観光協会公式サイト上でも、和賀江嶋は日本国内で現存する最古の築港遺跡(港の遺跡)と紹介されており、可能性としては十分に考えられそうだ。しかし......。

「現在では当時の街中から廃棄されたゴミが、滑川などに流されて海へ至った、という考え方が主流の様です」(文化財課職員)
いずれにしろ、由比ヶ浜近辺に流れ着くものは、長い時を超えてきたものである可能性が高いようだ。

なお文化財課職員は、こうした遺物は原則的に遺失物法の適用を受けると説明する。
「(発見したら)むやみに移動させたりしないで、そっとしておくのがよい方法だと思います」(文化財課職員)
由比ヶ浜でビーチコーミングしてたら馬の骨を拾いました。鎌倉時代の馬の歯や骨が打ち上がるようです。#ビーチコーミング #馬の骨 pic.twitter.com/LqTIMhBDh2
— 群馬化石好き (@gunmakasekisuki) April 10, 2024