完全に「きつねうどん」です 再現度がガチすぎる「変わり種ポテトチップス」に編集部困惑
もう「きつねうどん」じゃん!
ポテトチップ自体は、普段よく食べている一般的なモノと比べると、かなりぶ厚め。
食べてみると、口いっぱいにきつねうどんの味が広がった。
間違いなく「うどんの味」がする。きつねうどんの味だ。
ポテトチップスを食べているはずなのに、食感もザクザクなのに、おだしのたっぷり染みた油揚げとうどんを食べているよう。
な、何だこれは......。今まで味わったことのない食体験に、動揺が止まらない。
「普段食べている駅そばとかのシンプルなきつねうどんにそっくりな味がします」
「飲み込むときかなりうどんですね」
「うどんだしの粉末を食べているみたい」
社内の同僚にも試食してもらうと、皆一様にあまりの"うどん"っぷりに衝撃を受けていた。
いったいなぜ、こんなポテトチップが誕生したのだろう。
Jタウンネット記者が2024年3月22日、販売元の三真を取材すると代表取締役社長の加藤 久幸さんが話を聞かせてくれた。
なんと、加藤社長こそが、「きつねうどん風ポテトチップ」の開発担当者なのだという。誕生の経緯をこう語る。
「もともと私がきつねうどんが大好きで、香川県に行った際は必ずと言ってよいほどきつねうどんを食べておりました。
味的になかなか表現することは難しいですが、同じフライ商品なんで味付けにトライして、誕生しました」
加藤社長の強い強い"きつねうどん愛"により生み出されたのがこのポテトチップってワケ。こだわっているのは、「だしの香り」と「醤油の香り」、そして甘さだ。
「このバランスを何十回と配合してテイスティングして商品化いたしました」(加藤社長)
たしかに、濃厚なだしの風味と舌にじんわり残る甘さがクセになり、ついつい止まらなくなってしまう。
食べ続けていたら、何だか無性にうどんが食べたくなってしまった。