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完全に「きつねうどん」です 再現度がガチすぎる「変わり種ポテトチップス」に編集部困惑

井上 慧果

井上 慧果

2024.03.30 08:00
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まるで「おあげ」を食べているみたいなポテトチップスがある――。

美味しいお菓子情報を常時リサーチしているJタウンネット記者はある日、そんな情報をX上で発見した。

油揚げといえば大豆、しかしポテトチップスといえばじゃがいもだ。片や豆、片や塊茎。ふたつの存在は、どのように邂逅したというのか? さっそく現物を入手した。

うどん...!?(画像は編集部撮影)
うどん...!?(画像は編集部撮影)

あられ・せんべいメーカー「三真」(本社:東京都江戸川区)の「きつねうどん風ポテトチップ」だ。

うどん風の、ポテトチップス......だと......? 味の想像が全くつかない。

ドキドキしながら開封すると、途端におだしのいい香りが漂ってきた。まるでうどん屋にいるのかと錯覚してしまうレベルだ。

もう「きつねうどん」じゃん!

ポテトチップ自体は、普段よく食べている一般的なモノと比べると、かなりぶ厚め。

食べてみると、口いっぱいにきつねうどんの味が広がった。

間違いなく「うどんの味」がする。きつねうどんの味だ。

ポテトチップスを食べているはずなのに、食感もザクザクなのに、おだしのたっぷり染みた油揚げとうどんを食べているよう。

な、何だこれは......。今まで味わったことのない食体験に、動揺が止まらない。

おだしのいい香りがする
おだしのいい香りがする
「普段食べている駅そばとかのシンプルなきつねうどんにそっくりな味がします」
「飲み込むときかなりうどんですね」
「うどんだしの粉末を食べているみたい」

社内の同僚にも試食してもらうと、皆一様にあまりの"うどん"っぷりに衝撃を受けていた。

いったいなぜ、こんなポテトチップが誕生したのだろう。

Jタウンネット記者が2024年3月22日、販売元の三真を取材すると代表取締役社長の加藤 久幸さんが話を聞かせてくれた。

なんと、加藤社長こそが、「きつねうどん風ポテトチップ」の開発担当者なのだという。誕生の経緯をこう語る。

「もともと私がきつねうどんが大好きで、香川県に行った際は必ずと言ってよいほどきつねうどんを食べておりました。
味的になかなか表現することは難しいですが、同じフライ商品なんで味付けにトライして、誕生しました」

加藤社長の強い強い"きつねうどん愛"により生み出されたのがこのポテトチップってワケ。こだわっているのは、「だしの香り」と「醤油の香り」、そして甘さだ。

「このバランスを何十回と配合してテイスティングして商品化いたしました」(加藤社長)

たしかに、濃厚なだしの風味と舌にじんわり残る甘さがクセになり、ついつい止まらなくなってしまう。

食べ続けていたら、何だか無性にうどんが食べたくなってしまった。

きつねうどん×きつねうどん

X上ではきつねうどん風ポテトチップに対し「このまま素うどんに浮かべても違和感ない」「カップうどんに揚げ玉的に散らすとイイかも」といった声もあがっていた。

これは、試してみるしかないのでは......?

夢の対面
夢の対面

ということで、Jタウンネット記者はさっそくカップうどんを買ってきた。

やるべきことは、1つである。

これを......。

見た目がワンパクすぎる
見た目がワンパクすぎる

こうして......。

もうおあげじゃない?
もうおあげじゃない?

こうじゃ!!!!

うどんにポテトチップスを入れるなんて、普通では考えられない暴挙だ。

しかし、食べてみると驚くべきことに、何の違和感もない!

ざくざくとした食感が揚げ玉みたいで楽しいし、元々おだしの味がきいているポテトチップスにだしが染みこむことで、さらに濃厚な味わいになっている。

ざくざく感を楽しみたい場合は、砕いて散らしてもよさそうだ。

お菓子としても、おかずとしても楽しめる満足感ありまくりな「きつねうどん風ポテトチップ」。

2023年12月からファミリーマートで先行販売を開始し、24年1月からは全国のスーパー等で順次販売中。

気になった人は、試してみてほしい。

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