「思い出さないくらい、しあわせでいて」 県外に巣立つ若者たちへ...富山県の贈ったエールが泣ける
2024年3月――。今年もまた春が来て、沢山の若者たちが故郷から飛び立つ。
そんな彼らにあたたかなエールを送る県がある。富山県だ。
19日、同県は動画「旅立つ君へのエール~大丈夫。いつでも、富山はここにいる~」をYouTube上で公開した。
この春、富山県を離れる皆さんへ贈る――
そんな言葉と共に始まる映像が写しているのは、富山駅構内を歩く制服姿の若者たち。アルバムや、花束を持っている。
これは3月1日、県内の多くの高校が卒業式を行う日に撮影されたシーン。彼らが眺めているのは、1日限定で開催された「街角から"いってらっしゃい"スナップ」ポスター展だ。
富山県は23年2月、進学・就職のために県外に出る若者に応援メッセージを届けるプロジェクト「I'm Your Home.」を実施。富山駅前の商業施設の外壁やデジタルサイネージに、保護者が子供に向けた応援メッセージを掲出するなどした。
そして今年は第2弾として、普段から若者と接している人々が、旅立つ若者たちに応援メッセージと、ふとした時に富山を近くに感じられる言葉を送るスナップ動画と写真を撮影。動画はSNSやウェブ上で公開し、写真はポスターとして駅に展示されたのだ。