「松葉杖で通勤電車に乗ったけど、席を譲ってもらえず立ちっぱなし。降車後、同じ方向に向かう女性が...」(神奈川県・30代女性)
「一緒に行きましょう」
彼女は自分がさしていた傘に私を入れてくださって「行く方向同じなので、一緒に行きましょう」とまで。
歩くのが遅いのでご迷惑と思い断ったのですが、「いえいえ、時間ありますので」とそのまま、私の職場のビルまで送ってくださいました。
すでに疲労困憊だった私はあまりしゃべることも出来ず、いつもの倍以上の時間をかけて前に進むので精いっぱい。彼女はそんな私に付き添ってくれました。
電車内で1時間以上片足で立ったまま、誰にも気づいてもらえなかった寂しさを感じていたところに、思いがけず優しい対応をしていただいたことがありがたく、道中、泣きそうなのを必死にこらえていました。
お礼はお伝えしたのですが、本当にただ「ありがとうございました」ということしか出来ませんでした。
優しさを頂いたことは、ずっと忘れないと思います。
あの時はありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)