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あんこを愛する「あんバサダー」が1万人を超えたらしい 合格率45%の難関「あんこ検定」乗り越えて増え続ける理由とは

仲久保 岳

仲久保 岳

2024.01.18 18:00
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今、「あんこ好き」であることを証明したい人が増えているのかもしれない。

あんこ(日本あんこ協会プレスリリースより)
あんこ(日本あんこ協会プレスリリースより)

読者の皆さんは「日本あんこ協会」という団体をご存じだろうか。

名前の通り「あんこ」の魅力を発信する団体で、「あんこ検定」というオンライン検定を実施している。合格すると協会認定の協会員「あんバサダー」として、"餡活"することを許されるそうだ。

この「あんバサダー」、発足したばかりの2018年10月時点では17人だけだった。しかし2024年1月9日の協会の発表によると、今や1万人を超えているという。

つまり、1万人以上が「あんこ検定」に合格したというワケだ。

「あんバサダー」は、何故こんなにも増えたのか。Jタウンネット記者は12日、「あんこ協会」会長・にしいあんこさんに聞いた。

急増のきっかけは「コロナ禍」

日本あんこ協会は、発足時からの協会員数の推移をグラフにして公開している。それがこちらのグラフ。

協会員数の推移(日本あんこ協会プレスリリースより)
協会員数の推移(日本あんこ協会プレスリリースより)

急激に上昇している部分がある。2020年5月で前月の倍近くになり、翌6月にもさらに人数を大幅に伸ばしているのだ。一体になにがあったのか。

きっかけはコロナ禍だった

 あんバサダー考案のレシピ集(日本あんこ協会プレスリリースより)
あんバサダー考案のレシピ集(日本あんこ協会プレスリリースより)

日本あんこ協会では20年4月28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために外出が困難だった子供と親に向け、家族で餡子の新しい食べ方を楽しめるレシピブック「目から鱗のあんこ術 ~今すぐ試したくなる105通りのアンレジレシピ~ 2020年度版」の無料配布を開始(※現在は配布終了)。 SNSユーザーや様々なメディアがこの取り組みを取り上げ、あんバサダー急増の大きな要因になったと、にしいあんこ会長は語る。

そこから着実に右肩上がりを続け、この度1万人に到達。その理由については、次のように推測した。

「あんこへの注目度が高まり、魅力に気づき始めているから」

なお、あんバサダーは2:1で女性が多い。年齢分布はデータを取っていないため不明だが、定期的に行っているあんバサダー限定のイベントの参加者を見ると、女性は30代~50代、男性は50~60代が多いとのこと。

今後の展望は?

着々とあんバサダーを増やし続ける日本あんこ協会の次なる目標は、あんバサダー数10万人。

めざすのは「あんこを通じた世界平和」だ。

にしいあんこ会長が、今後の展望を語る。

訪日外国人の方にあんこを食べて頂く機会となるイベントを企画してみたいと思っております。 また逆に、海外でのあんこやあんこスイーツの食べ比べイベントも企画してみたいと思っております。それから、親子であんこを楽しめるクッキングイベント、子ども食堂でのあんこ食べ比べイベントなども企画したいと思っております。

すべて起案段階とのことだが、あんこに関するアイデアがどんどん湧き出ているようだ。

我こそはあんこ好きであると証明したい読者、今後開催されるであろうあんこイベントに参加したい読者は、「あんこ検定」を受験してみてはいかがだろう。

ちなみに、検定の合格率は45%。Jタウンネット記者も受けてみたが、落ちた。

検定はあんこのように甘くはないのである。

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