普通だと思ってた「関東風雑煮」がこんなに個性的だったとは... 地域差を味わい気付いた「特徴」に驚愕
2024.01.05 08:00
2023年11月24日、"だし"でお馴染みの「久原本家 茅乃舎(かやのや)」は、5つの地域で親しまれているお雑煮の"食べ比べ会"を開催した。
前回までに紹介したのは、白味噌が優しい「関西風雑煮」、衝撃のいくら入り「鮭雑煮」(新潟県)、具沢山の「博多雑煮」(福岡県)、岩海苔が主役の「出雲雑煮」(島根県)。埼玉県民のJタウンネット記者は初めて食べる味に驚きっぱなしだった。
記者にとっての"普通のお雑煮"は、いわゆる「関東風雑煮」である。
食べ比べ会で提供された関東風雑煮は、「東京限定茅乃舎かつおだし」を使用したすまし汁に、鶏肉、小松菜、エビといった具材が入っていた。
透明感のある茶色のすまし汁は関東で生まれ育った筆者に安心感をもたらす。味も見た目通りで、特に説明できることなんかないんじゃないか。そう思ったのだが......。
比べて初めて分かる「個性」
「こんなにしょっぱかったか!?」
"普通のお雑煮"のはずの関東風雑煮を食べて、襲ってきたそんな衝撃。4種類の異なるお雑煮を食べたからこそわかる、その個性。
汁のパンチが5種類の中で最も強い。キレが良くて、さっぱりしている印象も受けた。
30年近く生きてきて、初めて馴染みのお雑煮に「特徴」があることを知ったのである。
今年、読者の皆さんが食べたお雑煮は、どんなお雑煮だっただろう。どんな特徴を持っていただろう。
試しに別の地域のお雑煮を作ってみれば、"普通のお雑煮"の魅力を再発見できるかもしれない。