「地元でトップの進学校に通っていた私。ある日の放課後、ひとりで教室掃除してた先生を手伝ったら...」(東京都・30代女性)
2023.12.11 13:10
「あんた、この間先生の...」
自宅に帰ってきた母は上機嫌で、私に「あんた、この間先生の掃除手伝ったんだって?」と言いました。
面談では勉強の話しかしないと思っていたのですが、母に聞くと先生は、ある出来事について話したらしいのです。
それは、ある放課後のこと。先生が教室の掃除用具入れから箒を取り出して清掃を始めました。
生徒はもう部活も引退した後で、ひとり、またひとりと帰り始めています。でも、わたしにはなんとなく「先生に掃除させるなんて......」という後ろめたさがありました。
というのも、わたしの家は祖父母、父母共に少し時代錯誤かなと思うくらいマナーや礼儀に厳しく、長幼の序や恩師への礼儀の類いからくる罪悪感があったのです。
そこで私は「やりますよ」と声を掛けて一緒に掃除を始めました。すると先生は、凄くびっくりした声で「いいの?助かるわぁ、ありがとう!」と喜んでくれ、終わったあとも感謝してくださいました。