日が暮れた砂浜、遠くに明かりのついた家
学割を使い鈍行列車で浜松市から北海道網走へ。
何十時間後かな? 網走駅で列車を降り、キャンプの目的場所である原生花園の砂浜についたのは、日の落ちたころ。
そこにテントを張り、落ち着く間もなく、その日の晩の食料を買うのを忘れている事に気がつきました。
遠くに、小さな明かりのついた家らしきものが見えます。私は友達をテントに残し、砂浜を歩いてその家に向かうことにしました。
家に着き、声を掛けると出てきたのは小柄なおばあさん。
何か頂けないか尋ねると、「これくらいしかないよ」と言って、5~6個のジャガイモを持ってきてくれました。