もの凄い「わがままボディ」です 球磨川のアユはデカすぎて、最早「サバ」と呼ばれてるらしい
大きな鮎を、サバとよぶ!?
「球磨川温泉 鶴之湯旅館」は、1954(昭和29)年に建てられた木造3階建ての、レトロな旅館だ。2020年の豪雨災害で被災し、1階部分は柱以外のものがすべて流されてしまったため、集落約60軒の家屋から譲り受けた建具や木材を利用して再生。21年11月に営業を一部再開した。
球磨川のほとりに、球磨川が一望できる全面ガラス張りで、佇んでいる。
「球磨川には、鯖のような大きな鮎がいます」
Jタウンネット記者の取材にそう答えたのは、同旅館のオーナー・土山大典(つちやま・だいすけ)さんだった。
なんと1匹で400グラムを超える鮎もいるという。地元の漁師は大きな鮎の事を、『サバ』と呼んでいるんだとか。
球磨川は、熊本県南部の人吉盆地から、八代平野を経て、八代海に注ぐ一級河川。熊本県内最大の川であり、最上川・富士川と並ぶ日本三大急流の一つと言われている。
秋は鮎の産卵期で、子持ちの鮎が、八代海から球磨川に遡上してくるのだという。「鶴之湯旅館」では球磨川の天然鮎を提供している。
2024年1月から、嵩上げ工事のため、1年ほど休館予定。球磨川の鮎を味わいたい方は、なるべくお早めに。
(2023年11月17日10時50分編集部追記:記事初出時、オーナー・土山大典さんのお名前に誤りがありましたので訂正しました)