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「失恋でボロボロになって終電まで逃した私。高架下で泣いてたら、ギターを持った男性2人組が...」(京都府・40代女性)

Jタウンネット読者

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2023.10.27 11:00
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シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Oさん(東京都・40代女性)

20年ほど前の雨の日、Tさんは好きな人に告白をしてフラれてしまった。

ボロボロの中、終電までも逃してしまったTさんの耳に「音楽」が聞こえてきて......。

失恋でボロボロになった日に...(画像はイメージ)
失恋でボロボロになった日に...(画像はイメージ)

<Tさんの体験談>

20年前、大阪で好きな人に告白して、ボロボロにフラれてしまった日のことです。

雨の降る中、しばらくボーっとしていたせいで最寄りの駅までまだまだ遠い阪急電車の淡路駅止まりの終電に乗ってしまい、そこで降りざるを得なくなりました。

高架下のトンネルに行くと...

どうしようかと途方に暮れていたら、高架下のトンネルから音楽が聞こえてきました。

フラフラと吸い寄せられるようにそちらに向かうと、男性二人がギターを持って弾き語りをしています。

私は雨でぐっしょり濡れたまま、その二人の歌を聴き子供みたいにワンワンと泣いてしまいました。失恋の悲しみと、帰れなくなった寂しさでいっぱいいっぱいでした。

彼らは持っていたタオルを貸してくれて、もうすぐ帰る予定だったのに、私のために「朝まで歌うか!」と一緒にオールしてくれました。

トンネルの中で朝まで歌ってくれて...(画像はイメージ)
トンネルの中で朝まで歌ってくれて...(画像はイメージ)

二人のうちの一人は近くのお寺の息子さんだと言っていましたが、お寺の名前はわからずじまい。調べてもわかりませんでした。

やがて外が明るくなって始発の電車が動き出し、二人は笑顔で改札まで見送ってくれました。

あの時、きちんとお礼を言えたかどうかの記憶が曖昧です。改めて、本当にありがとうございました。

今は結婚して、子供にも恵まれ幸せに暮らせています。

お二人のことを忘れたことは一度もありません。お二人が今、日々幸せに暮らしていらっしゃいますように。

本当にありがとうございました。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)