飼育員の登場にテンション爆上げ!まるでワンコなオオカミたちが可愛すぎると話題に
出かけていた飼い主が帰ってきて、大はしゃぎする犬を見たことがあるかもしれない。
全身で喜ぶ姿からは「飼い主だいすき!」の気持ちが伝わってきて、胸が熱くなるほど。
そんな感情表現は、もしかして同じイヌ科のオオカミにも共通しているのだろうか......?
こちらは、那須どうぶつ王国(栃木県那須郡)のXアカウントによる2023年10月11日の投稿。
窓の向こうで、2頭の白くて大きなオオカミが素早く動き回っている。1頭はぴょんぴょこ飛び跳ね、1頭は尻尾を振りながらウロウロ。どちらも、カメラのほうに向かってアピールしているようだ。
飼育員さんを見つけてテンション爆上がりになってしまったというホッキョクオオカミたちに、X上では心を掴まれるユーザーが続出。3万4000件を超える「いいね」(16日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「犬系はみんな同じですねw」
「わ~こんなに嬉しそうにするなんて可愛い!大変なお世話をしてこその絆が羨ましい~」
「こんなに喜んでくれるって、飼育スタッフさん嬉しいですね」
「オオカミだけど、はしゃぎ方が完全にワンコ」
「オオカミやはり美しい。そして全身で嬉しいを表現してて可愛い(*´`)」
喜びの本当の理由は...
10月16日、Jタウンネット記者の取材に応じた、那須どうぶつ王国で彼らを担当している飼育員によると、飛び跳ねている子はアザリーくん(オス)、うろうろしてる子がシンラちゃん(メス)。
2頭はこの喜びの姿を、飼育員だけに見せるという。特に、餌をやるときに。
つまり......飼育員ではなくご飯に対する喜びってこと?
実は、ホッキョクオオカミは担当飼育員を覚えることは、あるが懐くことはない。
また、オオカミは動物愛護管理法で定められた「特定動物」(編注:人に危害を加えるおそれのある危険な動物とその交雑種)であるため、飼育員といえども触ることは絶対になく、同じ空間にも入らないという。
ご飯を持っていくたびにこんなに喜ばれたら、一般人なら勘違いしちゃう......。
今回、動画が大きな反響を呼んだことについて、担当飼育員は次のように述べた。
今までオオカミに興味のなかった方たちからこの動画をきっかけに興味を持ってくれた。 そこからさらにニホンオオカミが絶滅してしまったことなど、保全について興味を持ってくれると嬉しい