ベランダに鳥居が刺さってる... 不思議すぎるマンションは何故うまれた?神社に聞く
神聖な鳥居が、どういうわけかマンションに突き刺さっている。そんな光景がX(ツイッター)上で注目された。
こちらはXユーザーのえぬびい(@enuenuenubi)さんが2023年10月7日に投稿した1枚。山口県下関市で撮影したものだ。
注目したいのは写真の右側。なんと、鳥居の笠木部分がマンションに突き刺さっている。
外壁には四角い穴が開けられており、ベランダの内側はどうなっているのか、気になるところである。
謎が尽きない物件に、ユーザーからはこんな声が寄せられている。
「入居者募集のチラシには『※ベランダに鳥居があります』とか書かれてるのかな」
「鳥居の部屋の家賃は安いのかなーとかいやありがたいからかえって高いとか考えてしまいました」
何故こんなことになってしまったのか。13日、Jタウンネット記者が鳥居の所有者である厳島神社(同市内)の神主を取材した。
神主によると、鳥居は江戸時代に建造されたもの。マンションは1980年代に建てられた。
その工事の際、マンションの設計者から「鳥居が建物に入ってしまう」と相談を受けたという。
「鳥居は江戸時代からずっと同じ場所にありますからどうしようもありません。苦肉の策として、マンションに鳥居が刺さるような形で建てられました」(神主)
鳥居が刺さってしまうと気づいた時、設計者は落ち込んだかもしれないが、不思議な光景を見せてくれたことに感謝したい。