誰もいないはずの場所から、ひっきりなしにかかってくる「無言電話」 市立公園で発生した「怪事件」の真相とは
だれもいないはずの場所から、無言電話がひっきりなしにかかってくる――
そんなホラーのような現実の話が2023年10月2日、X(ツイッター)上に投稿された。
投稿したのは、豊かな自然や生き物たちが生息する福岡の公園・北九州市立山田緑地のアカウント(@yamada_park)。
「さっきから誰もいないはずの二の谷から、無言電話がひっきりなしに事務所に掛かってきて仕事の邪魔をしています」
電話の相手は、もしかして......? あまりに不気味すぎる事態に、ユーザーからはこんな声が上がっている。
「背筋凍りそう」
「えっ!!!どうゆう事!?」
「おばけ?でも無言電話じゃ何にも伝わらないよ」
「そもそも二の谷って???」
Jタウンネット記者は5日、北九州市立山田緑地の職員に詳しい話を聞いた。
職員「うんざりするくらいかかってきました」
職場によると、電話がかかってきたのは2日の14時ごろ。発信者は山田緑地園内にいくつかある園路の一つ「二ノ谷」にある電話機だった。園路でトラブルが起きた時のため、事務所に繋がるように柱に設置されているものだ。
携帯電話の普及により、現在までほとんど使われたことはないはずだったが......。
「うんざりするぐらいかかってきました」(山田緑地の職員)
無言電話を切ると、一秒もしないうちにまたかかってくる。そんなことが15回~20回に渡って続いた。
園路からの無言電話は過去にも何度かあり、確認した結果「風で電線が揺れたことでの誤作動」と結論付けられたそう。
今回の投稿が話題になったことについて、山田緑地の職員は
「結構いいねがたくさんついていたので、関心を集めたのは意外でした。
もっと伸びてほしい投稿はあるんですが、そういうのは伸びずに......」
とコメントしている。
ところで、山田緑地では2023年10月14日~15日にイベント「秋の山田の森フェスタ2023」を開催予定。風からの電話がかかってくる森の中で、ゆったり過ごす週末もよさそうだ。