それ、ケガや病気じゃないカモです! 夏の終わりに見かける「翼がごっそり抜けちゃったカモ」の実態とは
「意外と知らない鳥の生活」
そんなタイトルと共に投稿された解説漫画が、X上で注目されている。
作者は、東京都在住のイラストレーターで、野鳥をテーマにイラストや小物を制作している@iirotoriiさん。
漫画は、まず鳥の「換羽」についての簡単な解説から始まる。
繁殖が終わった鳥の多くは、羽根が生え替わる換羽の時期を迎える。ただ、通常は一気にではなく少しずつ羽根が抜けるため、「羽根が全部抜け落ちちゃって飛べない!」といったことにはならないのである。
しかし......中には例外もいるようだ。
飛べない時期は池でひっそり
その一例が、カルガモだ。カルガモは他の鳥とは違い、換羽の時期になると風切羽(飛ぶための羽根)が一気に「つるん」と抜けてしまう。
そのため、次の風切羽が生えてくるまで飛ぶことができないカルガモたちは、池でひっそりと過ごすのだ。
なお、生えかけの風切羽は、さながら小さな絵筆が何本も並んでいるような見た目に。
羽根が生えるときは、まず皮膚から筒状のトゲが生え、その筒が崩れることで中の羽根が現れるという仕組みのため、このように見えるようだ。
タイトル通り意外と知らなかった鳥の生態を分かりやすく解説した漫画に、X上ではこんな声が寄せられている。
「羽ってこうやって生えるんですね~」
「換羽についての知識がなかったので、これは面白い! 毛と違う生え方してるから不思議」
「近所の川で近頃カルガモを見かけず、少しさみしかったのですが、飛べない時期なのでどっかでひっそり過ごしてるのかも...」