白いご飯で包みたい! どう見ても「シャケの切り身」な鉱石が話題に→その正体は?
昨日の入手した鉱石 正体が判らず家族内での呼び方が「シャケの切り身」
このようなつぶやきと共に投稿された写真がX(ツイッター)で話題になっている。
2023年8月15日、ユーザーのN.jaku(@Njaku2)さんが投稿したのは一部黒い部分があるピンク色の石の写真。その姿は確かに鮭の切り身のよう。ご飯が進みそうな見た目をしている。
N.jakuさんによると、この石は8月14日、栃木県那須町にあるテーマパーク「宝石探しトレジャーストーンパーク」内にあるクレーンゲームでN.jakuさんの父親が取ったものだという。
Jタウンネット記者の取材に応じたN.jakuさんによると、初めてこの石を見た時の感想は「なんだこれ!?シャケの切り身みたいだなぁ~」と。父親がスタッフに石の名前を聞くも忘れてしまったため、N.jakuさんが「シャケの切り身でいいんじゃない?」と提案したところ、「シャケの切り身」というあだ名に定着したそう。
ではこの"シャケの切り身"、実際には何という名前の石なのか。Jタウンネットの記者は、宝石探しトレジャーストーンパークの隊長・瀧谷和之さんに話を聞いた。
「シャケの切り身」の正式名称は...
"シャケの切り身"は正式には「カーネリアン」という名前の石だという。
「微小なクォーツの結晶が集まった石で、わずかな鉄分により赤色になったものです。成分的には水晶やメノウの仲間です」(瀧谷和之さん)
N.jakuさんの「シャケの切り身」はインド産で、ブラジルやアメリカでも産出する。透明感の強い部分や不透明な部分、縞模様のあり、なしは石によってさまざまだという。
「今回の石は、偶然の艶具合と縞模様の組み合わせが『切り身』を連想させたのだと思います」
"シャケの切り身"そっくりな「カーネリアン」には、5万7000を超えるいいね(8月23日夕現在)のほか、こんな声が寄せられている。
「じっくり蒸し上げたほっくりシャケ」
「皮も着いてるから余計に美味しそうな見た目してますね!」
「だいぶ脂のってそうで美味しそう」
「宝石探しトレジャーストーンパーク」では、数種類の原石を中心として気まぐれに色々な石が仕込まれる「大航海時代」というクレーンゲーム(1プレイ100円)に、「カーネリアン」は割とレギュラー登場するとのこと。気になった方は取りに行ってみてはいかがだろうか。