「コイツらワラワラ乗ってくんぞ!」 満員電車にて「ゾンビ映画の序盤で犠牲になりそうなオジサン」目撃される
「満員電車がゾンビ映画みたいになった話」
そんなタイトルで投稿されたエッセイ漫画が、ツイッター(X)上で注目されている。「ゾンビ」とは穏やかじゃないが、一体なにがあったのだろうか?
作者は、東京都在住のツイッター(X)ユーザー・青木ぼんろ(@aobonro)さん。2023年7月25日に投稿されたのは、青木さんの実体験をもとにした作品だ。
青木さんが「出勤めんどいなぁ」と内心でぼやきながら、慣れた表情ですし詰め状態の満員電車に揺られていると......。
途中駅でドアが開いても、混雑具合は全然収まらない。それどころか......
「全然閉まんねぇ...」
無理な乗車や駆け込み乗車をしようとする客が後を絶たないのか、一向に発車する気配がない。
そんな時だった。青木さんの前に「彼」が現れたのは。
「ゾンビ映画でしか聞かないようなセリフを...」
「早く閉めろ車掌ぉおおお」
「さっさと閉めねぇとコイツらワラワラ乗ってくんぞぉおお!!」
突如、1人のおじさんがそう叫んだ。早くドアを閉めないといつまでも客が乗ってこようとする、ということを言いたいのだろうが......。
「このおじさん...ゾンビ映画でしか聞かないようなセリフを...」
その独特な言い回しのせいで、思わずゾンビ映画を連想する青木さん。しかも、おじさんの勢いはまだ止まらない。
「車掌! もうもたねーぞ!」
ドアに手をかけながら、必死の形相でそう叫ぶおじさん。まるで、今にも大量のゾンビが電車に乗り込んでこようとしている絶体絶命のシーン。青木さんも「いちいち言動がゾンビ映画だな...」と内心で突っ込まざるを得ない。
そしてようやくドアが閉まり、「やっと閉まった」と安堵する青木さん。その隣では、おじさんも満足げな表情を浮かべていた、が......。
「...でもゾンビ映画なら序盤でゾンビに噛まれそうだな」
そんな妄想を巡らせる青木さんであった。
満員電車で出くわしたクセの強いおじさんに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「腹に爆弾巻いて、みんなのために道を開けてくれそう......」
「むしろ勇敢に戦いつつも終盤で死んで主役よりも人気が集まる役に見える」
「きっと『俺が噛まれてる間にみんな逃げろーーーー!!』って言ってくれると思います」
青木ぼんろ 恐らく誰の人生にも影響を及ぼすことはない僕のサラリーマン生活