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阪大生、学内に給水機が欲しすぎて限界突破してしまう

大山 雄也

大山 雄也

2023.07.27 17:05
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完全に「限界突破」してしまったアンケートがツイッター上で注目を浴びている。

給水機を求める声が......(画像提供:暇と多忙の境目2@yen2klKNI5L3Xptさん)
給水機を求める声が......(画像提供:暇と多忙の境目2@yen2klKNI5L3Xptさん)

こちらはツイッターユーザーの暇と多忙の境目2(@yen2klKNI5L3Xpt)さんが2023年7月20日に投稿した1枚。

壁には「給水機の設置についてアンケート実施中です!」と書かれた張り紙が。自分の気持ちに一番近い位置にシールを貼っていく方式である。

横軸は右に行くほど「学校に給水機がしても欲しい」。縦軸は上に行くほど「ここに給水機があれば毎日使う」。そして、投票用のシールは右上に集中......というか、枠を飛び出して紙の端まで伸びている。給水機がとてもとてもとても欲しくて、張り紙の場所に設置されれば絶対に毎日使う人がたくさんいるというワケだ。

限界突破したアンケートはツイッター上で話題に。7月26日13時45分時点で約7400件のリツイート、約3万9000件のいいねを集めたほか、こんな声が寄せられている。

「限界を超えた先にはいったい」
「紙からははみ出さないの偉い」
「使わないけど欲しい奴はなんだ...」

そしてこの後、アンケートはさらなる進化を遂げたという。

あふれだす思い「給水機がほしい!」

21日、Jタウンネット記者が投稿者「暇と多忙の境目2」さんに取材したところ、写真は20日に大阪大学豊中キャンパス内で撮影したもの。大阪大学でマイボトル推進プロジェクトを行っている学生団体「Carry My Bottle(以下、キャリボト)」が設置したアンケートだった。

同団体は大阪大学の全てのキャンパスに給水機が設置されることを目指して活動していて、吹田キャンパスM3棟に1台ある、同大唯一の給水機もその成果だという。

彼らは活動の一環として20日~26日の平日10時~17時に期間限定で豊中キャンパス内に給水スポットを設置。それに合わせて話題のアンケートが張り出された。

暇と多忙の境目2さんが投稿したのは、設置初日である20日の様子。それが2日目になると......。

キャリボトのツイッターアカウント(@CarryMyBottle)が紹介した画像
キャリボトのツイッターアカウント(@CarryMyBottle)が紹介した画像

紙を飛び出してしまった。

そして一度堰を切ってしまえば、もう止まらない。最終日26日の午前9時59分、キャリボトがアップしたアンケートはこんな姿に......。

右上にアンケートが映っている(画像提供:キャリボト(阪大マイボトル推進プロジェクト)@CarryMyBottle)
右上にアンケートが映っている(画像提供:キャリボト(阪大マイボトル推進プロジェクト)@CarryMyBottle)

給水機が欲しい。ここに置いてほしい。大阪大学に通う皆さんの思いは、荒ぶる大河のようにタイルの壁に流れ込んでいた。

かなりぶっ飛んだアンケート結果を、設置者はどう受け止めるのか。26日、Jタウンネット記者がキャリボトを取材すると、「現在未集計の段階ではありますが、設置してほしい場所は違っても、給水機が欲しい学生は一定数いるのだろう」との考えを示した。

「このような結果となった要因としては、このアンケートに対して面白がる学生さんが一定数いて、アンケートの回答数が昔より多く集められたこと。また、程度は違っても、給水機が欲しい学生さんが一定数いることが考えられます」

アンケートをシール式にした狙いは、「ユニークで皆さんに回答してもらえる」と考えたから。結果を統計的学的に分析することはできないが「給水機が欲しい学生の数を大学に示し、今後の給水機設置の説得材料にする」とのことだ。

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