きぬた歯科の看板かと思ったら...「ぬれせんべい」でした 謎すぎるコラボ広告なぜ爆誕?銚子電鉄&院長に聞く
2023.07.09 08:00
院長「正直、最初は詐欺かと思いました」
そんなやりとりがあり、銚子電鉄は東京・目黒区と世田谷区、神奈川・川崎市で運行している東急バスの100台にきぬた歯科風の銚子電鉄の図案、100台に本物のきぬた歯科、20台に真面目な銚子電鉄の広告を出すことになった。
「なるべく『砧(きぬた)』がつく停留所を通るバス路線を中心に掲載しております。本広告をご提案していただいた博広社様、きぬた歯科様、東急バス様、ツイートしていただいた方に厚く、厚く御礼申し上げます」(食品事業部の担当課長)
さて......。全く関係のない企業に、自分の顔つき看板の図案を真似したいなんて申し出を受けた側の心境はどんなものだったのか。
記者がきぬた歯科・羅田泰和院長にも取材を依頼すると7月7日、「御世話になります。そうです、私本人です。羅田泰和です。笑」とメールが届いた。
――銚子電気鉄道から依頼があった時、どんな心境でしたか?
羅田院長:正直、最初は詐欺かと思いました。笑 一般的によくある、品物を勝手に送ってきて、後から請求書を送ってくるやつですね。なので、何度も「広告料は払わないで良いのか?」を聞きました。
「それは大丈夫です」との回答を頂きましたが、さすがに鉄道会社でそんな事あるのか? と掲出されるまで半信半疑でした。広告料は払っていませんが、ギャラも頂いていません。それで全然OKです。