「息子のために訪れた某有名ハンバーガーチェーン。朝なのに昼メニューを作ってもらい、帰ろうとしたら店の奥から大声で...」(富山県・60代男性)
店を出ようとしたときに...
店に着いたのは、昼にはまだ早い時間。朝のメニューしか無く、息子の希望していたハンバーガーは注文出来ませんでした。
がっかりしていたら、女性店員に「どうしましたか?」と尋ねられました。私は入院している息子がハンバーガーを食べたがっているのだと答えました。
すると彼女は、「それなら、今からすぐに準備して作ります」と言って作り始めてくださったのです。
少々時間はかかりましたが、袋を受け取り出ようしたとき、彼女は店の奥から大きな声で
「お大事に」
と声を掛けてくれました。店にいた他のお客さんはびっくりしたと思います。
私も、このような有名チェーン店ではマニュアル通りの対応しかないと思っていたので驚きでした。
戻って息子にハンバーガーの袋を渡すと、息子が、「こんなもの、入ってるよ」と。
中には「早く元気になって下さいね」と書かれた、メッセージカードがありました。
数か月後、息子は早世しましたが、このことは今でも忘れる事が出来ません。
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