雪の富士山ときらめく天の川、そして... 奇跡的コラボレーション捉えた「幸運な1枚」に言葉を失う
撮るなら「この日しかない」
結論から言えば、正真正銘「写真」である。ふぁれんさんは2023年5月16日に山梨県の精進湖を訪れ、カメラを構えていた。
当日は22時30分から撮影を始め、天の川を赤道儀(日周運動により動く星を追尾する機材)で追尾しながら、1時間半ほど撮影し続けたという。
ふぁれんさんによると、5月は通常、富士山の積雪量が減っていく時期。しかし、ライブカメラで確認したところ、22年12月よりも多く雪が積もっていたので、「冠雪富士と天の川を撮るならこの日しかない」と思い実行。その2つだけでなく「流れ星」まで捉えられたのもまた、幸運だったという。
「天の川と富士山だけであれば、決まった時間に晴れてさえいれば撮影は可能ですが、流れ星はどこに流れるか分からないので運が絡んできます」(ふぁれんさん)
それだけでなく、ふぁれんさんが使っていた50ミリレンズは「画角の特性上、流れ星は画角内に入りにくい」。しかし、そんなレンズだったからこそ、今回の作品が生まれたのだという。
「広角で撮る流星よりも大きめに撮れたので存在感のある流星を収める事ができました」(ふぁれんさん)
また、「富士山の真上部分」もお気に入りポイント。射手座付近の星の集まり・グレートスタークラウドの「モクモクしたディテール」を上手く表現できたとのことだ。
幸運が重なって撮影されたこの美しい作品に、ツイッターではさまざまな反応が寄せられている。
「夢の様な幻想的な天の川、本当に綺麗です」
「素晴らしい景色ですね」
「自然は裏切らないから好き」