「モンハンの世界や」「スゴすぎる」 大阪にある「クジラの骨でできた橋」に驚嘆の声
「懺悔の意味で架けている」
住職によると、雪鯨橋はこれまでに7回架け替えられている。50年に1度もしくは元号が変わるタイミングで実施するそうで、直近では令和になった2019年にチェンジされた。
また、06年の6回目の架け替え時にはクジラの下あごを使った鳥居を模した建造物も新設された。

「子供がいたずらをしていたら注意をする、といった人為的な被害を防ぐように心がけていますが、管理らしいことはしていません。自然の中で風化していく趣を大切にしています」(住職・遠藤さん)
雪鯨橋に対して、あえて過保護な扱いはしない。その上で、江戸時代からあるこの橋を「永遠に残し続けなければならない」という熱い思いを住職は持っている。
「人間は他の生物の命を犠牲にして生きていきます。そうして生きていくしかない人間の懺悔の意味で架けているのです」(遠藤さん)

瑞光寺を訪れた際には、雪鯨橋を渡りながら「命のありがたみ」について改めて考えてみるのもいいかもしれない。
なお、瑞光寺付近は住宅地のため、参拝時には配慮をお忘れなく。
大きな生き物の跡が生活の中に佇んでいることに言い表しがたい感情を覚える。 pic.twitter.com/IvrdR40mcJ
— 炬茶𓆝 (@houbou_kocha5) June 25, 2023