「アレもコレもやりたくて、結局全て中途半端。より良い自分になるために、僕はこれからどうすればいい？」（広島県・20代男性）
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回相談するのは、個人事業主のSさん（広島県・20代男性）。
現状に満足しておらず、己を高めるためにやりたいことは様々あるが、どれも長続きしない。
気力と体力を上手く維持しながら成長するにはどうすればいいのかと、悩んでいる。
読者のお悩み
長期的に取り組みたい、もっと上達したいと思う事があってもすぐにエネルギー切れを起こしてしまう事が悩みです。
ひとつ例として挙げると、「もっと画力を上げたい」と思ってイラスト制作に取り組んだ時のこと。数日をかけて1～2枚を仕上げるまでは出来ても、それと仕事と合わせての疲労感と「長時間要してこの程度の出来か」という毎度の失望感で気力を奪われ、次のステップに進めるほど回復するまでに時間を掛け過ぎ、上達が鈍りまくっている実感が凄くあります。
他にも国家資格取得などこれから挑んでいきたい事は幾つもあるのですが、どれも中途半端なままほぼ進展していません。現状に全く満足はしていないので積極的に己を改造していきたいのですが、ここからどう調整を効かせていけば良いものでしょうか。
Sさん（広島県・20代男性）
自己防衛おじさんはSさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。
取捨選択をして自己防衛を
自己防衛おじさんの回答
向上心を持ち日々内観して生活するのはとても素晴らしいと思います。
しかし実は人間はそこまで器用ではなく、急には変われない生き物です。
エネルギー切れに悩んでいるようですが、やりたいことの意識を広げ過ぎることで選択肢が増えてしまい、そのせいで自己実現が遠のいているのでは？
ある程度やれそうな事を厳選した方が、達成への道のりは短くて済むのではないでしょうか。
国家資格を取得するにしても、本当にそれが自分に必要な資格なのか、それとも周りからの評価を求める気持ちや漠然とした不安・心配から何となく取得しておきたいと思っているのか、よく考えてみては。それらがご自身のエネルギーを余計に消費してしまっているのかもしれません。
きちんと内観、つまり自分自身を見つめ直し、観察することで様々な要素がそぎ落とされます。そのあとも自分の手元に残っているのが、本当に必要なやるべき事。それをやるだけで良いはずです。
「エネルギー切れ」という名の「キャパオーバー」の回避にはまず、やる事を少なくして、自己防衛。あせらず自分なりのペースで人生のコマをのんびり進めていけば良いのではないでしょうか？
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