「車が動かず、夜の舞浜で足止め。帰れなくなった私に埼玉から来たガラの悪そうな4人組が...」(神奈川県・40代)
「途中で休憩してもエンジンを切ったらダメだよ」
その後、ディズニーランドを閉園まで楽しみ、いざ帰ろうと思いエンジンをかけようと思ってキーを回したのですが、エンジンがかかりません。
行きのトンネルで点けていたヘッドライトを消し忘れていたようで、バッテリーが切れてしまっていたのです。
途方に暮れていたら、私より何歳か上に見えるガラの悪そうな2組のカップルが声をかけてきました。そして、私が彼らに事情を話すと、
「俺たちは整備士だから」
と言って工具を取り出し、自分の車からバッテリーを外し、それを私の車のバッテリーと交換してエンジンをかけてくれました。
「これで大丈夫。地元神奈川だっけ? 途中で休憩してもエンジンを切ったらダメだよ」
そう言われた私は感謝を伝え、気持ちとして幾らか渡そうとしたのですが、彼らは「いいよ、今度会ったら飯でも奢って!」とだけ言って去っていきました。