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これが現実...だと? CGにしか見えない「透けてる車」にツイッター騒然→持ち主に「正体」を聞く

藤本

藤本

2023.06.25 08:00
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脳がバグる車の正体は...

白いペンで描いたような車を作ったのは、金属加工や店舗・ディスプレイ什器の製作等を行う「山口製作所」(本社=埼玉県吉川市)。

専務取締役の山口勲さんによると、これは2011年から同社で製作を開始した「ワイヤーフレームカーの展示オブジェ」。東南アジア向けの新車発表会でのカタログ撮影の際、「車と一緒に並べるワイヤーフレームの車を作れないか」と依頼されたのがきっかけで生まれたものだという。

その後もリーマンショックの影響を受ける中、同社の技術力をアピールする手段として、ワイヤーフレームカーを引き続き手掛けていくことにした。

車種は山口製作所の社長が好きなHondaのCIVIC TYPE R(シビック タイプアール)。写真の場所には23年6月9日付けで運んでいる。(画像は再掲)
車種は山口製作所の社長が好きなHondaのCIVIC TYPE R(シビック タイプアール)。写真の場所には23年6月9日付けで運んでいる。(画像は再掲)

設計はネット上で購入した3Dのデータを、3次元CAD(3次元設計支援システム)に取り込んで行う。車の断面図を何枚も作り、それをパズルのように組み合わせていくと、車の輪郭が出てくるのだそう。

実際の制作風景。納期は車種などによるが約1か月、200万~300万円で1台分が作れる(画像は山口製作所提供)
実際の制作風景。納期は車種などによるが約1か月、200万~300万円で1台分が作れる(画像は山口製作所提供)

そこにワイヤーを自由にあてがって、溶接で固めて仕上げていくとのことだ。

「ワイヤーの本数など線の入れ方によって車のデザインが変わってしまうのでライン取りにこだわって製作しました」(山口勲さん)

なお、同社のワイヤーフレームカーは2016年にもSNS上で話題になったことがある。再び反響を集めたことについて、山口さんは

「7年前に一度大きく話題になった為、これほど取り上げていただくとは思っておらずびっくりしています」

と語っている。

なぜこの場所に?
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