存在できないはずの「ペンローズの三角形」現実世界に爆誕 理解できない構造に脳のムズムズが止まらない!
「ペンローズの三角形」をご存じだろうか。
3本の真っ直ぐな四角柱がそれぞれ直角に組み合わさり、三角形を構成する――立体的に見えるが、実際に立体にすることはできない「不可能図形」の一種である。
それが立体化されたと話題になっている。
確かに、立体化されたペンローズの三角形が実在している。奥に倒れている柱と、手前に立っている柱は交わるはずがないのに、交わっているようにしか見えない。脳がムズムズしてくるぞ......!
これはツイッターユーザーで、塗装ブースの製造・販売をしているBUSTER BOOTH(@BUSTER_BOOTH_)さんが作ったもの。2023年6月12日、写真と共に次のようにつぶやいた。
以前TLで見かけた溶接で作ったペンローズの三角形、頭では分かっててもどうしても錯覚してしまうので実際に作ってみました
立体化することができないペンローズの三角形をどのようにして立体化したのか。その答えはこのツイートに続けたリプライで明かされた。
動画で見てみると...
BUSTER BOOTHさんが投稿したのは、立体化されたペンローズの三角形の正体を明らかにする30秒の動画だ。
角度を変えてみると、3本の四角柱は実際には組み合わさっていない。ある角度からだけ、組み合わさって見えるように作られていたのだ。確かにこれは動画で見なければ理解できないだろう。
Jタウンネット記者は16日、BUSTER BOOTHさんを取材した。
BUSTER BOOTHさんはツイッターで、溶接で作った「ペンローズの三角形」を見て不思議だと思い、自分で確かめてみようと作ったという。
「設計というほどのことはしておりませんが、斜めから見て重なるところが合うように製作しました」
自然に重なって見えるように、斜めにカットした部分の微調整に苦労したそうで、鋼材を削ったり、盛ったりした作業に時間がかかり、大変だったという。
「実際に作ってみて、自分の目で立体物として認識したときに初めて理解できたというか、画像だけでは完全に理解することはできなかったので、今回制作して良かったと思いました」
BUSTER BOOTHさんが作ったペンローズの三角形には次のような反応が寄せられた。
「脳が溶けちゃうよー!」
「動画見ないと理解できなかったです」
「分かってるけどわかんね~(笑)」