「駅ナカうどん」のレベルじゃねーぞ! 上野駅内「親父の製麺所」が繰り出す「本場の味」に圧倒された件
ぶっかけうどんにもノックアウトされる
めりけんやの「本場・讃岐うどん」への思いが抑えきれなくなった記者は、この1杯では到底我慢できず、もう1杯追加。
香川県と瀬戸内産の食材を使用した「さぬきフェア」の一環で提供されている「瀬戸内ぶっかけ」(並・700円)は、香川県産の「のり天」と瀬戸内海産の釜揚げしらすに大根おろしとレモンを添えた冷たいうどん。先ほど王道の「釜玉うどん」にメロメロにされたばかりの記者だが、初夏の風薫るこちらにも、見事にノックアウトされた。
さっぱりとしたつゆに、香り高いのり天、旨味をたっぷり含んだ釜揚げしらす、甘味が強めの大根おろし、弾ける青春のようなさわやかさを持ったレモン。食のスター軍団を、めりやんやのうどんが従えている。
蒸し暑くなってきた5月末の東京にうってつけの冷たいうどん。考える隙すら与えてくれないおいしさの無限攻撃に、記者はお手上げ状態。身も心も任せるしかなかった。
小食の記者が、並2杯をペロリ。1時間で2杯もうどんを食べたのは30年近い人生の中で初めての経験であった。しかも同店の並は麺量270グラム。スーパーなどで販売されているチルドのうどんよりちょっと多めなのに......。
同店は天ぷらコーナーも充実しており、一部のメニューは香川から直送されている。季節に合わせてラインアップも変わるので、通い続けて新たな味を楽しむのも良いかもしれない。
本場のさぬきうどんにノックアウトされてみたい読者は、ぜひ上野駅へ。