「ベビーカーで百貨店に来たけど、エレベーターに全然乗せてもらえない。何台も何台も見送った私の横から金髪ピアスの若者が...」(福岡県・40代女性)
次のエレベーターが来ると...
そんな状態のエレベーターにベビーカーなど入るはずもなく、私は何台も見送ることになり途方に暮れていました。
次のエレベーターが来ると、待っていた人たちの隙間を掻き分けて、金髪で顔にも耳にもピアスを着けた男の子たちが我先にと近寄っていきます。
「あーあ、あの子たちが乗るんだろう。ほんとにもう......」
と思った次の瞬間、男の子たちは開いたエレベーターの扉のボタンを押したまま、私に「どうぞ!乗ってください!」と促してくれたのです。

私は本当に面食らい、「あ、ありがとうございます!」としか言えないまま、エレベーターに乗せてもらいました。
ベビーカーが乗ったエレベーターは当然そこで満員。男の子たちはニコニコしながら、また次のエレベーターを待つべくその場に残り、私は階上へいくことができました。
見た目は怖いくらいゴツいお兄ちゃんたち、本当にありがとう。涙がでるほど嬉しかった。
あの日から私は、人は見た目ではないと知りました。いま小学6年生になった娘にも、あの日のことを話しています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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