人間関係が原因で退職したがる同僚 VS なんとか続けさせたい上司 自己防衛おじさんが「過度な自己防衛」に警鐘
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。
読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回お悩みを相談するのは、会社員のMさん(茨城県・40代女性)。
職場の不仲な同僚たちに困っているそう。
人手不足なためどちらにも辞めてほしくない上司からの圧もあり、Mさんまで仕事に行くのがストレスになってしまっているという。
読者のお悩み
職場にKさんとSさんという同僚がいるのですが、その2人の仲が悪くて困っています。
私はKさんと仲良くしているのですが、最近Sさんのほうが上司に「不仲で居づらいから辞めたい」というようなことを言ったそうなのです。
人手不足なので、上司はなんとか続けさせたいと私に色々と相談してくるのです。
上司は不仲な2人がうまくいくようにしたいらしく、間に挟まれている私は本当に嫌です。
確かに辞められると困るので出来れば続けてほしいですが、職場の雰囲気も良くないので私も仕事に行くのがちょっとストレスになってきてしまいました。私はどうふるまうべきでしょうか。
Mさん(茨城県・40代女性)
自己防衛おじさんはMさんに、どんなアドバイスを送るのだろうか。
過剰な「自己防衛」は停滞の元
自己防衛おじさんの回答
Sさんが「不仲で居づらいから辞めたい」と言っているのであれば、遠慮なく辞めてくれて結構な話。そうなったらそうなったで、残されたスタッフや経営者はその状況を改善しようと、知恵を使い、状況を打破する事でしょう。
そもそもSさんは職場を劣悪な環境にしている原因を作っている一人でもあるのです。何より、環境を整えるのは上司や経営者の仕事。必要性があれば、おのずと人員確保に動くことでしょう。
それよりも現状を変えようとしないその職場の全てに問題があるように思います。
上司や経営者は、人手不足だからSさんに辞めて欲しくない、でも人間関係を改善し職場環境を良くする為に有効な対策もしない。働いているスタッフも、人員が減ることで一人当たりの負担が増すことを望んでいないので、結局不満を抱えながらも現状維持を望んでしまうという、典型的な負のスパイラル状態。
個人の過剰な自己防衛は時として、環境の停滞を引き起こしてしまうのです。
だからこそ、Sさんが辞めるというのなら、それは職場環境の改善を引き起こしてくれる可能性があります。花道を飾って、「これまでお疲れ様でした」と送り出してあげましょう。
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