青森県民に「ジガジガ飲みたい」と言われたら...何を渡せばいいかわかる?
日本各地に存在している「方言」。中には、地元民には伝わるけれど、それ以外の地域の人たちには全く伝わらない、なんてものもある。
2023年4月、Jタウンネット記者が目にしたのもそんな方言のうちの一つだった。
「ジガジガ」と聞いて、読者の皆さんはどんなもの、あるいは状態をイメージするだろうか。
津軽弁らしいのだが、神奈川県在住のJタウンネット記者には使いどころがよくわからない。はたして、どんな意味なのだろう?
「無印良品」の公式ウェブサイト上のブログで、イトーヨーカドー弘前店内にある店舗は次のようなタイトルの記事を投稿していた。
「おすすめの『ジガジガ』紹介します」
ジガジガって、オススメできるようなものなのか......。
戸惑いつつも読んでみると、紹介されていたのは「メロンソーダ」だった。
ジガジガの意味が判明
同ブログは「ジガジガ」のことをこう説明している。
答えは津軽弁で炭酸飲料のこと。
「シュワシュワ・ピリピリ」したりすることも「ジガジガする」と使うようです。
津軽地域ではかなり広く使われているのだろうか。Jタウンネット記者は24日、つがる市教育委員会の文化財課に話を聞いた。
同課の職員によれば、津軽弁では炭酸飲料のことを「ジガジガ」、炭酸飲料で喉がシュワシュワすることを「ジガジガする」と表現する。そして、「ジガジガ」という言葉を使うのは、津軽に限らないらしい。
「職場には青森市や弘前市出身の子もいるんで聞いてみたんですけど、全員使うみたいです」(同課職員)
20代から50代まで様々な年代の職員が使っているとのことで、青森県内で幅広く使われている言葉のようだ。
Jタウンネット記者は、公式webサイトで津軽弁を紹介していた津軽半島中南部に位置する五所川原市の観光協会にも取材。やはり 「『この炭酸飲んだらジガジガするだ』という感じで言います」。
また、炭酸飲料についてだけでなく、
「背中がかゆいとか、ちくちくするときに『背中がジガジガする』ということもあります」
とのこと。