猛威をふるう「スギ花粉」に立ち向かえ 「少花粉スギ」に「花粉飛散防止剤」...対抗策が成長中
[かんさい情報ネットten.―読売テレビ]2023年4月5日放送では、花粉症対策についての話題を取り上げていました。
日本人の4割が悩んでいて今や「国民病」ともいえる"花粉症"。もはや社会問題にまでなっています。

主なアレルゲンとなるスギ・ヒノキの植林は国土の約2割。環境省によると、その面積は1970年~2000年までの間に大きく増え、そして、花粉症の有病率も1998年から2019年で19.6%→42.5%、スギ花粉症だけでも16.2%→38.8%と、大きく増加しています。
スギは樹齢約30年から花粉が本格化するので、これからますますひどくなるとのこと。
そこで番組が訪れたのは「京都府緑化センター」(京都・福知山市)。こちらでは「少花粉スギ」――読んで字のごとく、花粉が少ないスギの栽培に取り組んでいます。
同センターの小川享さんによると、スギの花粉を飛ばしているのは「雄花」。一般的に雄花一つあたり40万個もの花粉を飛ばすとのことです。
少花粉スギはその雄花をほぼ付けない品種なんだとか。
「(少花粉スギの)花粉はたぶん1割も出ないと思います」(小川さん)