現実味がないほど美しい... 雨に濡れた地面に咲き誇る「京都の夜桜」に感嘆の声
春は天気が変わりやすい。せっかくお花見をしようと思っても、あいにくの雨......なんてことも珍しくない。
だが、だからこそ見られる絶景もある。
3月26日、ツイッター上に投稿されたのは雨の日に撮影された美しすぎる桜の姿である。
夜空の下で咲き誇る桜たちが、鏡のような水溜まりに映りこんでいる。上にも下にも満開の桜......思わず息を呑んでしまうような光景だ。
こちらは和歌山県在住の写真家・Iori Takano(@_iori_xx21)さんがツイッターに投稿したもの。
この幻想的な場所は、一体どこにあるのだろう。Jタウンネット記者は27日、投稿者のTakanoさんに話を聞いた。
「本当に雨の似合うところ」
話題の写真は26日の5時過ぎ、京都の祇園白川で撮影されたものだ。
Takanoさんはツイッターやインスタグラムで主に関西の四季の風景の魅力を発信しており、25日にも同じ場所で撮影を行っていた。翌26日、雨が強く降りはじめたため、「リフレクションが撮れるかも」と思い改めて同じ場所を訪れたという。
「雨で濡れた石畳にライトや桜のピンクが反射してより一層の艶やかで美しい光景でほんとに雨の似合うところだなと思いました」(Takanoさん)
水溜まりの上に直接カメラを置き、水面が雨でブレないように傘をさしながら撮影することで、鏡のようなリフレクションを写し取った。
現実味がないほど美しい1枚に、ツイッター上では16万6000件を超える「いいね」(28日夜時点)のほか、
「憂鬱な雨の日がこんなに美しくなるなんて素敵ですね!」
「本当に風情というか一瞬で現代からタイルスリップする感じがします」
「古都の夜桜と濡れた路面との饗宴」
といった感嘆の声が寄せられている。