「息子がグズりだしたバスは、下校する学生で混雑中。うるさくないかと焦る私に横の女の子が...」(鹿児島県・40代女性)
鹿児島で見知らぬ人と話したこともなく
疲れていたし、夏間近で暑かったしで、帰りのバスで子供がぐずりだしてしまいました。
夕方、ちょうど学生さんたちの帰宅にも重なり混雑していて、「うるさくないかな、迷惑じゃないかな」と焦る私。
すると、隣に来た女の子が「赤ちゃん可愛いですね」と話しかけてきてくれたのです。
鹿児島に来て見知らぬ人と話すのは初めてでした。ビックリしたけれどなんだか嬉しく、バスの中での孤独感が一気になくなり、色々お話ししました。
あっという間に降りるバス停に着くと、彼女も一緒に降りてきました。さよならって言って別れようとしたら......彼女が、私が持っていた荷物を手に取ったのです。
「持ちます。家は近いですか? お手伝いします」
自宅は本当にバス停の近くだったので、その時は「大丈夫だよ。ありがとうね」と言って別れたのですが、あの時どれだけ救われたか。
数年まえに娘が高校生になった時、そんなことがあったなって思い出して懐かしくなりました。
まだ鹿児島に来たばかりだったので、彼女の着ていた制服がどこの学校のものかも分からず、改めてお礼をすることも出来ませんでしたが、感謝でいっぱいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko[a]j-town.net、[a]を@に変更)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)