見かけたら超ラッキー? たった50個しか走っていないJR貨物の「激レアコンテナ」が気になりすぎる
「レア」と言われると、ついつい気になってしまう......。
そんな人はいないだろうか。レアなもの、珍しいもの、というだけで興味が湧いてしまうなんてこともあるだろう。
かくいうその一人である記者は、ツイッター上でこんな気になる投稿を発見した。
「全国でたった50個しかないレアなコンテナがある」
線路を走っている姿を見かけるとちょっとテンションが上がる貨物列車。それによって運ばれているコンテナの中に、超レアなものがあるというのだ。
それが、こちらのコンテナだ。
なんとも鮮やかな緑色のコンテナ。だが、それだけである。
レアカードのようにキラキラ光っているというわけでもないし、見た目からは特にレアさが感じられない。
これはいったい、どんなコンテナなのだろう。何で50個しかないの?
Jタウンネット記者はこのコンテナの所有者である日本で唯一の全国規模の貨物鉄道会社・JR貨物(日本貨物鉄道)総務部広報室の担当者に聞いてみた。
コンテナの総数は6万1737個
総務部広報室の担当者によると、この緑のコンテナはJR貨物が配備している「19D形コンテナ」の鉄道コンテナ輸送50年記念カラーのものだそう。
通常の19D形コンテナは赤紫色なのだが、2009年に鉄道コンテナ輸送が「50周年」を迎えたのを記念して「50個」だけ製造されたのだという。
現在、京都鉄道博物館にも同じく「鉄道コンテナ輸送50年記念カラーのコンテナ」が展示されているが、この09年に製造された50個とは別に作られたものだ。
総務部広報担当によると、製造から14年ほど経っているが、今でも50個すべてが現役で使用されているそうだ。
JR貨物が保有するコンテナの総数は6万1737個で、その内19D形コンテナは2万5074個あるとのこと。
それを踏まえると、50個しかないという「鉄道コンテナ輸送50年記念カラーのコンテナ」はかなり「レア」といってもいいだろう。
もしも偶然、この記念コンテナを運ぶ貨物列車が走っているのを見かけられたら、何だかいいことが起こるかもしれない。