これがお守り...だと? 上野東照宮の「子だぬき守」がストラップみたいで可愛すぎる
あまりにも可愛すぎて、いっぱい欲しくなっちゃう――そんな「お守り」がツイッターで注目を集めている。
ふっくらしたお顔につぶらな瞳。ほっぺを赤く染めた、キュートなたぬき。ファンシーショップで販売されていてもおかしくないビジュアルだが、東京・上野東照宮で授与されている歴としたお守りだ。その名も「子だぬき守」という。
2023年3月12日、とあるユーザーがツイッター上で「子だぬき守」を紹介すると、
「ん!!! これはとても可愛い!! 欲しい」
「かかかかわいいいい~」
「間違いなくかわいい」
などの声が寄せられるなど話題に。多くのユーザーの心をわし掴みにしている。
しかし、このかわいい子だぬきちゃんには、どんなご利益があるのだろう? 2023年3月16日、Jタウンネット記者は上野東照宮の神主に話を聞いた。
他を抜くたぬきで合格・勝利・当選
神主によると、「子だぬき守」は上野東照宮内に「御狸様(おたぬき様)」をまつった「栄誉権現社」があることから作られた。
御狸様には「たぬき=他を抜く」ということで、強運開祖、学業成就、勝負事の神様としてご利益があるとされており、「子だぬき守」には合格や勝利、当選を祈願しているという。主に受験生や就活生、勝負事が控えている人や出世を目指す人に人気があるそうだ。
「他にもコンサートのチケットの当選を願って手にする方もいらっしゃいます」(神主)
大好きなアイドルやミュージシャンのライブチケットを勝ち取りたい! という人にも、心強い御守らしい。
ところで、上野東照宮の可愛いお守りは、子だぬきだけではない。上野の可愛いやつといえば......パンダである。
上野東照宮は、上野動物園の隣にある。それにちなんで作られたのが、生活安全を祈願した「パンダの御守」だ。
実は「パンダの御守」は「子だぬき守」より先に誕生していた。授与を始めるとこれがたちまち人気になったため、
「御狸様をまつっているのだから、たぬきの形のお守りも作ろう」
と、2020年11月から「子だぬき守」の授与も始まったのだという。
「子だぬき守」と「パンダの御守」はそれぞれ600円で授与している。