「10年に一度の大寒波の中、大学入試に向かう娘。近くのホテルからタクシーに乗ると、運転手が降り際に...」(大阪府・40代女性)
温かい気持ちに涙が溢れた
そして、初めて娘を1人で宿泊させること、何が起こるか分からないことへの不安を抱いたまま、娘をホテルへ送り届けたのです。
一夜明けて当日の朝、娘はタクシーに乗り大学へ。渋滞することも考え、娘には「タクシーに乗ったらすぐに運転手さんに受験のために大学へ行くこと」、「万が一動かない渋滞にはまったら途中で降ろして欲しいと伝えること」を指示していました。
幸い、渋滞もなく娘は大学へ到着。そして、代金を支払い降車するときに、運転手さんに声をかけられたそうです。
「これでコーヒーでも飲んで受験がんばって下さい!」
運転手さんはそう言って、娘に500円を下さったそうです。一人で不安を抱えて受験に向かった娘は、とても温かい気持ちになったことと思います。その温かい気持ちに私も涙が溢れました。
また、帰りの別のタクシー会社の運転手さんからもご厚意を受けたようです。とてもいい出会いのある1日だったようでした。
受験の結果はまだ分かりませんが、いい出会いがあったこともあり期待を膨らませているところです。前日ホテルのことを口にしてくれた同僚、タクシーの運転手さん達のお陰で娘は無事に1日を終えることができました。本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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